「祈りの天地」―金光教沖縄遺骨収集奉仕に参加して_楠木信浩

摩文仁の丘

今月初めに発行の当センター英文ニュースレター「Face to Faith No.86」に掲載された、金光教沖縄遺骨収集奉仕についての記事の日本語原稿を以下に紹介します。

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「祈りの天地」―金光教沖縄遺骨収集奉仕に参加して
金光教国際センター次長・楠木信浩

沖縄は、東京から南西へ約1600キロ、飛行機で2時間30分に位置する、363の島からなる日本の県である。今から71年前、1945年、太平洋戦争末期、国内唯一の地上戦が行われた土地であり、わずか三ヶ月の間におよそ25万6千人の死者を出した。約半数は民間人の犠牲者であり、県民の4人に1人の命が失われたといわれている。米軍による地形が変わるほどの艦砲射撃と空爆は、鉄の暴風が巻き起こったと表現されるほど激しいものだった。従軍したアメリカ人記者は、「この世にあるだけの地獄を一カ所にまとめたような戦い」と記している。

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「取次の業」について―岩﨑道與

CIMG01561金光教国際センター前所長・現嘱託岩﨑道與が、昨年の北九州教区「教師研修会」にて講話を行いました。その内容を紹介します。

・・・近代化という時代社会の作用なのか、その「取次の業」ということが理念化され抽象化されていく中で、この中身がだんだんと曖昧になってきているのではないか、ということが総括プロジェクトでも度々議論されました。この「取次の業」の曖昧さこそが、「取次とは」ということを教団的課題にしていかなければならない現在の状況を生んでいると思えてなりません。そうであるのならば、ここで改めて「取次の業」ということを具体的に考えてみることが大切だと思います・・・
(文中より)

「「取次の業」について」
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「死者とのコミュニケーション」by岩﨑道與師

平成26年度教会布教研究会(金光教名古屋センター主催)に提出された、岩﨑道與師(金光教静岡教会長・国際センター前所長・現嘱託)による研究レポート「死者とのコミュニケーション」を紹介いたします。

「死者とのコミュニケーション」
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 「死者とのコミュニケーション」
                          岩﨑 道與
  

○死者という他者とのコミュニケーション

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思想学者・内田樹氏は「死と身体 コミュニケーションの磁場」という本の中で、「動物と人間の違いとは何か」という問いかけをした。この問いに対する一般的な答えとしては「言葉を話す」「道具を使う」などが思い浮かぶが、内田氏には別の答えがあった。それは「死者を弔う」という答えだった。そして、内田氏は続けて「それではなぜ人は死者を弔うのか」について、こう書いている。 続きを読む

河井信吉国際センター新所長より新年のご挨拶

岩﨑前所長、河井新所長

左:河井信吉新所長 右:岩﨑道與前所長

本年より河井信吉国際センター前次長が国際センター所長に就任いたしました。以下、新所長よりご挨拶申し上げます。

皆さん、明けましておめでとうございます。広大なおかげの中で、新しい年を迎えることができましたことは、まことに有り難いことです。今年一年、皆様お一人おひとりが、神様のみ働きの実感に満ちた日々をお過ごしになりますこと、心より祈念しております。
さて私は、岩﨑道與先生の後任として、金光教国際センターの所長を拝命することとなりました。岩﨑先生が打ち出された、インターフェイスとインテリジェンスをキーワードとする新たな国際センターの取り組みを継承し、一歩一歩着実に、実のあるものとしてまいりたいと思います。 続きを読む

第1回金光インターナショナルセレブレーションを開催!

DSCF7879hp金光教国際センターは、11月14、15日、ご霊地に世界各地の信奉者が集い、立教を祝う、The 1st Konko International Celebrationを開催しました。この集会は、ご霊地に集うことで、聖地としての場の力を体感し、いのちの立ち所を確認すること。また、お互いの信心と交流を深め合うことを願いとして行いました。当日は、北米、ハワイ、韓国、南米からの参加者を含め、約40名がご霊地に集いました。

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