河井信吉国際センター新所長より新年のご挨拶

岩﨑前所長、河井新所長

左:河井信吉新所長 右:岩﨑道與前所長

本年より河井信吉国際センター前次長が国際センター所長に就任いたしました。以下、新所長よりご挨拶申し上げます。

皆さん、明けましておめでとうございます。広大なおかげの中で、新しい年を迎えることができましたことは、まことに有り難いことです。今年一年、皆様お一人おひとりが、神様のみ働きの実感に満ちた日々をお過ごしになりますこと、心より祈念しております。
さて私は、岩﨑道與先生の後任として、金光教国際センターの所長を拝命することとなりました。岩﨑先生が打ち出された、インターフェイスとインテリジェンスをキーワードとする新たな国際センターの取り組みを継承し、一歩一歩着実に、実のあるものとしてまいりたいと思います。インターフェイスとは、二つの異なる領域の間にあるもの、二つの異なる世界をつなげるものです。神様と人を結ぶ取次とは、まさにこのインターフェイスの場であり、働きだと言えます。世界には、自己と他者、宗教と宗教、宗教と世俗、国と国、女と男、支配者と被支配者、エリートと民衆、マジョリティとマイノリティ、合理と非合理、常識と非常識……など様々な違いや二項対立が生じてしまいます。しかし、このような二つの領域の間、境界上にこそ、世界の一切を包み込む天地の神様とのインターフェイスの場や働きが立ち現れます。教祖様が座っておられたのは正にインターフェイスの場であり、その取次は正にインターフェイスの働きであったと言えます。私たちは、取次の働きを支え、世界のあらゆる人々に開かれたものとなりうるよう努めてまいりたいと思っております。

そのために国際センターが担う御用の柱は、インテリジェンスの働きです。現代社会に生きている私たちは、様々な知識や情報を手がかりとして、他者を理解し、問題を分析しています。しかし、それらは「世俗の知や情報」であって、「信心による知」ではありません。国際センターが目指すインテリジェンスとは、世俗の知や情報を、信心の視座、神様との関係から問い直し、捉えなおす、神と人のインターフェイスの思考にもとづくインテリジェンスです。私たちは御用を通して、金光教のインテリジェンスを支える信心の眼を鍛え、世界の人々に「神人の道」を届ける働きの一翼を担いたいと思っております。

集合

以上のような私たちの御用を支えるのは、日々、神様のおかげを蒙っているという実感であり、信心することの楽しさです。この喜びを世界の人と分かち合いたい。あなたと共に祈り、語りあいたい。職員一同、そのような溢れる思いに支えられた御用となるよう、取り組んでいきたいと願っております。

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