南米出張の報告

このたび、金光教本部教庁布教二部から近藤金雄部長、利光康二次長、金光新聞編集室から冨田顕夫室員、当センターから楠木信浩所員が、5月16日から31日まで南米に出張しました。現地教師および信奉者と懇談を行い、アスンシオンでは金光教公開講演会やブラジルで開催された南米信奉者大会に出席しました。 続きを読む

第4回布教する女性の集いが開催されました。

金光教ハワイ区域と北米区域合同の「第4回布教する女性の集い」が2013年1月25日から27日にかけ、ハワイ州ホノルル教会にて開催されました。テーマは〈初代の信心を今に現そう:女性パワー!〉でした。集いの内容について、ワヒアワ教会の矢野礼子先生、エドナ先生から、以下のようにご報告いただきました。ご覧下さい。 続きを読む

ブラジル・リオデジャネイロに新しい教会

1月13日、金光教リオデジャネイロ教会の開教式が執り行われました。モジダスクルーゼス教会の秋山誠二先生がその様子をリポートして下さいました。ご覧ください。

5年前、大石正道先生夫妻がリオで布教を始められました。夫婦一丸となって布教を進め、ブラジル人のソランジェ先生を教導されました。その後、大石先生夫妻は日本で教会を後継するために帰国される事となり、ビリグイ教会の末永満先生がリオ教会を引き継がれることとなりました。
続きを読む

韓国金光教信徒 李甲魯(イ・カムノ)さん、本部研修生として来日

イ・カムノさん(左)

9月3日から約1ヶ月半の予定で、韓国金光教信徒の李甲魯(イ・カムノ)さんが本部研修を行っています。8年前に知人の紹介で金光教に入信した彼は、今まで現地教師と歴代派遣者と共に、韓国金光教創立10周年記念大祭を始め、教会施設移転、共同墓地での慰霊祭、布教材作成、老人福祉施設へ奉仕活動など様々な御用をされてきました。

 

続きを読む

アメリカ人信奉者が見た被災地

 国際センターで御用していた2人の北米区域信奉者が、4月15日から17日まで、東日本大震災の被災地気仙沼に赴き、ボランティア活動にあたりました。2人は、ボランティア活動のベースである金光教気仙沼教会の大祭に参拝し、被災者の住宅や、再開の準備をしているホテルの清掃などにあたりました。2人は次のように感想を述べました。
 感想の全文は、国際センターフェイスブックページのノートで見ることができます。http://www.facebook.com/KIC1993

スコット・ウォン(バンクーバー教会):
「アメリカでは、2011年3月11日の震災が起きてから何週間かで、地震と津波の主な報道の流れは終わりました。その後、You Tubeの映像が次々にアップされ、地震のパワーと津波や火事の被害を映し出しました。ボランティアをしてみると、大惨事のリアリティが身にしみました。またあるボランティアが私を変えました。それは、ある家族の取り壊される予定の家から、身の回りのものを運び出すお手伝いをしたことでした。この作業は、津波被害にあった地域の人々の苦しみの大きさを痛切に感じさせました。You Tubeの映像では、押し寄せる波と猛烈な炎は映し出しましたが、人々の生活に与えた衝撃は映し出しませんでした。この家族の家には、一階には何も残っておらず、二階には泥が何層にも重なっていました。ほぼ全ての所持品が泥をかぶっていました。この家族の人生に起きた衝撃を思い返すと、悲しみで身が震えます。何千人もの人々の人生に起きた衝撃を考えると、耐え難い悲しみを感じます。宮城県の被災地がよみがえることを、打ち砕かれたいのちが癒されることをご祈念しています。」

ロバート・ジュリエッティ(シアトル教会):
「滞在中、被害を受けたたくさんの地域を訪問しました。私は、ビルの中に押し流された何台もの車や、崩壊した防波堤、陸に置き去りにされている船、建物の基礎の部分だけが残り、全ての家屋が一掃されているところなど、巨大な廃墟を見ました。これまでの人生で見たことのないものをたくさん目撃しました。ここは地震と津波の危険さえなければ、地球上でもっとも美しい地域の一つです。眺望は素晴らしく、海岸近辺は、広大なおかげそのものです。ここは、昨年から、大変重要な復旧を行ってきましたが、災害以前の状態に戻るまでには、まだまだ長い道のりが必要です。私は、いつの日か気仙沼が、生き残った人たちのたくましい社会となり、かつてないほど立派に復興することを信じています。」

南米出張を行いました

金光教国際センターの森本幸恵次長は、2011年11月22日から12月10日にかけて南米ブラジルとパラグアイに出張しました。森本次長はまずブラジルに入り、リオデジャネイロ布教所、モジダスクルーゼス教会、ビリグイ教会、サンパウロ教会、ブタンタン教会に参拝しました。
ビリグイ教会では、「国際センターからせっかく女性の方が出張されるのだから」ということで、11月27日、女性教師の会が開催されました。これまで、出張の際に女性教師と懇談する機会はあまりなく、国際センターに関する疑問に答え、要望を聞かせて頂くよい機会となりました。
翌日には南米教師会を開催し、ブラジル金光教連合会の今後の活動や人材育成、布教材の作成について話し合いました。
12月1日にはパラグアイに移動しました。パラグアイ在住教師の前原弘道師のお宅で、年末謝恩祭が仕えられました。アスンシオン活動センターの岩井良一師が祭主を務め、信奉者の身の上に起きてきたことを神様に報告し、一年間の御礼を申し上げました。また森本次長が教話を行いました。直会では、子どもたちのためのゲームや、大人も交えてのビンゴ大会が行われ、盛会のうちに終わりました。
また遠隔地に住む信奉者を訪ね、祭典を行ったり家庭共励会を開いたり、多くの人たちと信心の喜びを分かち合いました。

金光教ヨーロッパ大会 第2日

第二日、15日はロンドン大学G2ルームで吉備楽コンサートを開催しました。

12時から入念なリハーサルを行い、楽人や舞人は着替えや化粧を済ませ、午後6時にいよいよ開演しました。日本宗教の音楽が専門のチャールズ・ロウ先生が金光教の歴史や教義、吉備楽や中正楽について短いレクチャーを行って下さいました。
その後、式典楽を紹介するため、模擬祭典を行いました。楽人たちは、祭員の動きに合わせ演奏しました。その後、各楽器の紹介を琴、笙、篳篥、龍笛の順に行い、「松吹風」を演奏しました。

そして、吉備舞「桜狩」を披露しました。綺麗に化粧し、一人は浅黄、一人は朱の衣装をまとった、二人の舞人が歌に合わせてゆっくりと入場しました。


曲の途中からは、題名にあるように桜の枝と扇を手に持って舞いました。
この舞は、基本的に動きがゆっくりですが、曲の最終部ではだんだんと歌と動きが速くなり、華麗な舞が観客の目を引きつけました。


「桜狩」の後、10分間休憩し、「箙の梅」を披露しました。舞人は源平合戦の武将の
衣装をまとい、腰には刀を差し、背中には箙(えびら)(矢を入れておくもの)を背負うという勇ましい姿で入場です。歌と語りが交互に謡われ、扇と梅を持ち、物語仕立ての迫力ある舞に観客は惜しみなく拍手を送りました。
最後に、山田所長が楽人・舞人・スタッフを紹介、拍手喝采を浴びました。


コンサート後、山田所長は「吉備楽という金光教の文化遺産を通して、イギリス社会に向けて金光教を紹介できたことは、とても意義深いことでした。模擬とは言え、ロンドン大学で祭典を仕え、『生神金光大神、天地金乃神』と御神号御神名をお唱えできたことに感動しました」と語りました。またコンサートを観覧しに来たイギリスの信徒は「素晴らしかったです。初めは小さな小さな集りでしたが、それを続けてきたからこそ、こんな立派なコンサートができるようになったのだと思います。本当に嬉しい!」と興奮していました。

今大会は、KICのスタッフに加え、コンサートのために日本から出演者など14人が両日参加していました。おかげで、これまでなかったヨーロッパ在住信奉者と日本在住信奉者との交流の場となり、双方の信心に刺激を与え良い経験となりました。またコンサートでは、信奉者は金光教の素晴らしさをイギリス社会に伝える場に居合わせ、感動していました。このお道を信心する誇りをかみしめることができた大会となりました。

立教150年記念金光教ヨーロッパ大会 第1日

第一日、2月14日、インペリアルホテルのルームカエサルを会場に、午前中は信心研修会を行い、それぞれの信心について語り合いました。

午後からは、楽の調べとともに祭典をお仕えしました。
祭典後は、デメルザ・パーネルさんが体験発表を行いました。パーネルさんはこれまでの人生を振り返り、金光教との出会いについて次のように語りました。「数年前、私はとても困難な状況にありました。息子を妊娠していたのに加え、15年間ずっと病気だった父が亡くなったのです。私はとても落ち込みました。家族や友達が支えてくれていましたが、精神的空虚さを感じていました。私は、私が感じている何かを表現するものを探さなければならないと思い、いろいろな本を読み、インターネットを探しました。その時、KICのホームページに出会ったのです。希望を持ち続け、祈り続け、教祖の教えを読むことは、多くのことを教えてくれました」

参加者からは「あなたの夫は、あなたの信仰についてどう考えているのですか」という質問があり、パーネルさんは「夫はあまり信仰的な人ではありません。しかし、ある時彼は『天地は語る』を読んで、私の信仰を理解してくれました。今、私の母も金光教について質問するようになりました」と答えていました。

その後、コーヒーと紅茶を飲みながら全員で自己紹介をしました。四回目の参加となるサンドラ・サムスさんは「私は昨日引っ越しをしてとても疲れています。でも、苦しんでいる人に御神米を渡すとみんな助かるのです。だから神様にお礼を言うために、そして御神米を頂くために来ました」と語りました。94年から毎年参加しているウォーカー・道子さんは「ずっと金光様を信じてきました。今では、困っている人を助けることが私の生きる意味になっています」と熱く語りました。ウォーカーさんから金光教を教えてもらい、以降ほぼ毎年参加している寺本晴美さんは「たくさん困難な問題を抱えているが、毎日金光様金光様とおすがりしています。金光様なしには生きていけません」と語りました。

日本からの参加者も興味津々で、話が盛り上がりました。

立教150年記念金光教ヨーロッパ大会を開催

国際センター・山田信二所長、森本幸恵所員は、2010年2月12日から17日にかけてイギリス・ロンドンに出張しました。今回の出張では、昨年の立教150年を記念し、14・15日に金光教ヨーロッパ大会を開催しました。

14日は、英語と日本語での信心研修会・祭典・信奉者体験発表を行いました。信心研修会では、日本人信奉者とイギリス在住信奉者のよい交流の場となりました。それは、15日に行った「吉備楽コンサート in ロンドン」のために、楽人・舞人など総勢18名が、このお道を伝えたいとの熱い想いを胸に、日本から参加していたからです。そして祭典も、楽の調べと共に麗しくお仕えすることができました。

15日、吉備楽コンサートはロンドン大学日本宗教研究センターとの共催で開催しました。コンサートでは、中正楽と舞を披露、拍手の嵐を浴びました。またロンドン大学のデイヴィッド・ヒューズ先生、新宗教の音楽が専門のチャールズ・ロウ先生が、吉備楽や中正楽の解説だけでなく、金光教の成り立ちや教義も説明して下さいました。私たちにとってはロンドンの学識者がこのお道を語って下さり、とても意義深いものになりました。
さらに詳しい報告は近日アップ致します!しばしお待ち下さい!