9月18日、国際センター主催でスカイプご祈念会を開催し、ドイツ人求信者のレネ・ブルゲス氏が参加しました。この試みは、教会不在地域に住む方々と、共に祈りの時間を持つために、不定期で開いており、今回が二回目の開催となりました。
ご祈念会は、すべて英語によって行い、木本所員による開催の挨拶、趣旨説明に続き、ご祈念を行いました。その後「みいちゃんの涙」との講題で、田中研修生が教話しました。
教話の中で田中研修生は、食肉加工業に携わる男性の、動物の命を奪わねばならない自身の職業に対する苦悩と葛藤、また愛する飼い牛と別れなければならない畜産農家の少女の悲しみと、命をいただくことに対する気付きについて描かれた実話をもとに、日々命をいただいて生きている我々自身の生活を見つめ直す大切さについて述べ、食という基本的なテーマに、信仰をもとにどのようにして向かい合うべきか問いかけました。
教話に引き続き行った懇談会では、加工された肉がかつては命あるものだったと直感的に感じられなくなっている感覚や、命をいただく行為に関する実感の希薄さ、また生かされて生きていることに対する無関心さについて問題提起があり、それぞれの意見を語り合い、幕を閉じました。
参加者の方からは、是非また参加したいとの、温かい感想を頂いています。