kic の紹介

金光教国際センター(KIC)は1993年に設立された、金光教の国際活動を担う機関です。ソウルとアスンシオンにある2つの活動センターを通しての海外布教の他、北米・ハワイ、ブラジルなどにある教会との連携、ヨーロッパ各地やオーストラリアでの金光教集会の開催などに取り組んでいます。 また、金光教の書籍の翻訳や、年4回の英文ニュースレター「Face to Faith」の発行、隔月でメールマガジンの発行なども行っています。

各国語版日めくりカレンダー、続々完成!

国際センターは立教150年記念第2回金光教ヨーロッパ大会を記念して、英語版、ドイツ語版、フランス語版の日めくりカレンダーを作成しました。また韓国金光教が、韓国金光教創立10周年を記念して韓国語版の日めくりカレンダーを作成しました。韓国語版は、御本部の写真付きです。
A5サイズで1日1つ金光大神様のみ教えを掲載しています。各国語のみ教えの下には、小さく日本語も印刷して、2カ国語を一緒に読むことができるように工夫しています。
「教祖様のみ教えをもっと知りたいけど、日本語がわからない!でも他の言語なら!」という方にぜひお渡し下さい。カレンダーは無料です。お問い合わせは国際センターまで。

金光教ヨーロッパ大会 第2日

第二日、15日はロンドン大学G2ルームで吉備楽コンサートを開催しました。

12時から入念なリハーサルを行い、楽人や舞人は着替えや化粧を済ませ、午後6時にいよいよ開演しました。日本宗教の音楽が専門のチャールズ・ロウ先生が金光教の歴史や教義、吉備楽や中正楽について短いレクチャーを行って下さいました。
その後、式典楽を紹介するため、模擬祭典を行いました。楽人たちは、祭員の動きに合わせ演奏しました。その後、各楽器の紹介を琴、笙、篳篥、龍笛の順に行い、「松吹風」を演奏しました。

そして、吉備舞「桜狩」を披露しました。綺麗に化粧し、一人は浅黄、一人は朱の衣装をまとった、二人の舞人が歌に合わせてゆっくりと入場しました。


曲の途中からは、題名にあるように桜の枝と扇を手に持って舞いました。
この舞は、基本的に動きがゆっくりですが、曲の最終部ではだんだんと歌と動きが速くなり、華麗な舞が観客の目を引きつけました。


「桜狩」の後、10分間休憩し、「箙の梅」を披露しました。舞人は源平合戦の武将の
衣装をまとい、腰には刀を差し、背中には箙(えびら)(矢を入れておくもの)を背負うという勇ましい姿で入場です。歌と語りが交互に謡われ、扇と梅を持ち、物語仕立ての迫力ある舞に観客は惜しみなく拍手を送りました。
最後に、山田所長が楽人・舞人・スタッフを紹介、拍手喝采を浴びました。


コンサート後、山田所長は「吉備楽という金光教の文化遺産を通して、イギリス社会に向けて金光教を紹介できたことは、とても意義深いことでした。模擬とは言え、ロンドン大学で祭典を仕え、『生神金光大神、天地金乃神』と御神号御神名をお唱えできたことに感動しました」と語りました。またコンサートを観覧しに来たイギリスの信徒は「素晴らしかったです。初めは小さな小さな集りでしたが、それを続けてきたからこそ、こんな立派なコンサートができるようになったのだと思います。本当に嬉しい!」と興奮していました。

今大会は、KICのスタッフに加え、コンサートのために日本から出演者など14人が両日参加していました。おかげで、これまでなかったヨーロッパ在住信奉者と日本在住信奉者との交流の場となり、双方の信心に刺激を与え良い経験となりました。またコンサートでは、信奉者は金光教の素晴らしさをイギリス社会に伝える場に居合わせ、感動していました。このお道を信心する誇りをかみしめることができた大会となりました。

立教150年記念金光教ヨーロッパ大会 第1日

第一日、2月14日、インペリアルホテルのルームカエサルを会場に、午前中は信心研修会を行い、それぞれの信心について語り合いました。

午後からは、楽の調べとともに祭典をお仕えしました。
祭典後は、デメルザ・パーネルさんが体験発表を行いました。パーネルさんはこれまでの人生を振り返り、金光教との出会いについて次のように語りました。「数年前、私はとても困難な状況にありました。息子を妊娠していたのに加え、15年間ずっと病気だった父が亡くなったのです。私はとても落ち込みました。家族や友達が支えてくれていましたが、精神的空虚さを感じていました。私は、私が感じている何かを表現するものを探さなければならないと思い、いろいろな本を読み、インターネットを探しました。その時、KICのホームページに出会ったのです。希望を持ち続け、祈り続け、教祖の教えを読むことは、多くのことを教えてくれました」

参加者からは「あなたの夫は、あなたの信仰についてどう考えているのですか」という質問があり、パーネルさんは「夫はあまり信仰的な人ではありません。しかし、ある時彼は『天地は語る』を読んで、私の信仰を理解してくれました。今、私の母も金光教について質問するようになりました」と答えていました。

その後、コーヒーと紅茶を飲みながら全員で自己紹介をしました。四回目の参加となるサンドラ・サムスさんは「私は昨日引っ越しをしてとても疲れています。でも、苦しんでいる人に御神米を渡すとみんな助かるのです。だから神様にお礼を言うために、そして御神米を頂くために来ました」と語りました。94年から毎年参加しているウォーカー・道子さんは「ずっと金光様を信じてきました。今では、困っている人を助けることが私の生きる意味になっています」と熱く語りました。ウォーカーさんから金光教を教えてもらい、以降ほぼ毎年参加している寺本晴美さんは「たくさん困難な問題を抱えているが、毎日金光様金光様とおすがりしています。金光様なしには生きていけません」と語りました。

日本からの参加者も興味津々で、話が盛り上がりました。

立教150年記念金光教ヨーロッパ大会を開催

国際センター・山田信二所長、森本幸恵所員は、2010年2月12日から17日にかけてイギリス・ロンドンに出張しました。今回の出張では、昨年の立教150年を記念し、14・15日に金光教ヨーロッパ大会を開催しました。

14日は、英語と日本語での信心研修会・祭典・信奉者体験発表を行いました。信心研修会では、日本人信奉者とイギリス在住信奉者のよい交流の場となりました。それは、15日に行った「吉備楽コンサート in ロンドン」のために、楽人・舞人など総勢18名が、このお道を伝えたいとの熱い想いを胸に、日本から参加していたからです。そして祭典も、楽の調べと共に麗しくお仕えすることができました。

15日、吉備楽コンサートはロンドン大学日本宗教研究センターとの共催で開催しました。コンサートでは、中正楽と舞を披露、拍手の嵐を浴びました。またロンドン大学のデイヴィッド・ヒューズ先生、新宗教の音楽が専門のチャールズ・ロウ先生が、吉備楽や中正楽の解説だけでなく、金光教の成り立ちや教義も説明して下さいました。私たちにとってはロンドンの学識者がこのお道を語って下さり、とても意義深いものになりました。
さらに詳しい報告は近日アップ致します!しばしお待ち下さい!