金光教国際センターは、教会のないオーストラリア地域での布教の取り組みとして、2012年12月1日、2日の日程で、シドニー市内にて金光教オーストラリア集会を開催しました。
この試みは1999年の第一回集会から数えて、今回は実に7度目となります。
11月30日には、シドニー大学にて英語字幕映画『おかげは和賀心にあり』の上映会を行ない、冒頭に国際センターの木本雅史所員が金光教の紹介を行いました。上映後の懇談会では、イエス・キリストの研究を行っている参加者は「教祖直筆の教典が現存しているということは、金光教信奉者にとって大変幸運なことだ。私のように、イエスを研究する者にとっては、2000年経った現在、彼自身の残した事跡にたどり着くことや、新たな発見をするというのはほとんど不可能なのだから。」と述べ、また別の参加者は、金光教の教典や、アニメ版『金光さま』についても興味を持ち、資料の送付を希望されました。
12月1日には、日本人信奉者を対象とした「信心おはなし会」を開催。国際センターの楠木信浩所員が、いくつかの教祖の御事跡に触れて講話し、その後参加者が、それぞれの信心の体験談を語り合いました。
翌2日には祭典が日英両語で仕えられ、参拝者による献花と御祈念が行われました。祭典後には教主金光様にお下げいただいた御神米を参拝者それぞれが頂き、木本所員による教話が行われました。
集会の最後に、参加者たちは、これからのオーストラリアでの信心の展望について、バーベキュー大会のような、集会参加者を中心とした集会の企画・実施や、オーストラリアに住んでいる、まだ出会ったことのない金光教信奉者たちとの交流促進を願って、これから互いに連絡を密にして行こうと語り合いました。