KICメルマガ・第66号・2012/9/3

** 2012.9.3発行  第66号 ******************
世界各地のみなさま、こんにちは。
KIC(金光教国際センター)のメールマガジンをお届けします。
KICならではの情報をお楽しみください。
*******************************
ぼんじゅ~る!KICの森本幸恵です。
残暑厳しい日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?この夏、K
ICのベランダで、朝顔・にがうり・向日葵を育ててグリーンカーテン
を作りました。直射日光を防いでくれる上に、見た目にも涼しく快適で
す。次々と咲く花に癒されています。ただ、週末はKICがお休みで水
をやることができないので、ちょっと植物たちに申し訳ないです。金曜
日はいつも「ごめんよ、頑張ってくれ~」と思いながらオフィスを後に
しています。
それでは、KICメールマガジン66号をお楽しみください。
■INDEX

【1】お知らせ&ニュース
◇ロバート・ジュリエッティさんが再びKICで研修を開始◇
◇「ヨーロッパ通信No.11」を発行しました◇

【2】金光(きんひか)る道をたどって
「イギリス集会での経験」
ステファニー・レイテさん(カナダ・トロント教会在籍教師)

【3】サプライズ異文化
「素敵な回し飲み」 碇由紀子さん(兵庫県在住)

【4】Go Go Konglish!
「断り」

-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【1】お知らせ&ニュース
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
◇ロバート・ジュリエッティさんが再びKICで研修を開始◇
8月22日より国際センターにて、ロバートさんが新たな研修に取り組
んでいます。詳しくはこちらをご覧下さい。
↓↓↓
http://kic.jpn.org/jpn/?p=482

◇「ヨーロッパ通信No.11」を発行しました◇
KICのホームページにPDFでアップいたしましたので、どうぞご
覧ください。詳しくはこちらをご覧下さい。
↓↓↓
http://kic.jpn.org/jpn/?p=499

-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【2】金光(きんひか)る道をたどって
「イギリス集会での経験」
ステファニー・レイテさん(カナダ・トロント教会在籍教師)
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
はじめにイギリス集会への参加のお話をいただいた時、私はとても興
奮しました。新米の教師である私に声が掛かるなんて、思ってもみなか
ったからです。しかし、私は「ハイ!」と答えました。なぜならこの体
験は、信心の上にも、海外を経験する上でもとても貴重なチャンスにな
ると思ったからです。
集会は6月16日(土)におこなわれ、とても素晴らしいものとなりまし
た。祭典をお仕えするのは私にとって初めての経験だったため、とても
緊張しました。私も森本先生も、日英二カ国語の祭典ということに加え
て、練習の時間も十分にとれなかったこともあって、祭典中はちょっと
緊張していたように思います。でも、結果的にとても上手くいったと感
じています。祭典に先立って、私は儀式についての説明と共に「すべて
の動作に心をこめて丁寧に行うこと。そうすれば、もしあなたが私のよ
うに、拝詞集を落とすような失敗をしでかしても、神様はきっとお喜び
下さるはず」と話しました。(笑)
私がとりわけ緊張していたのは教話の御用です。ここ数年、私は多く
の教話の御用をさせていただきましたが、それらはいつも、よく知って
いる方々の前で行っていた上に、だいたい5分程度の長さのものでした。
何と、今回の教話は、全く知らない人たちの前で行う上に、15分程度で
お願いしますとのこと。幸いなことに、今年の北米区域信奉者大会のテ
ーマは、金光教の基礎を説明するためにつくられた「金光教の信条」で
した。私は、その「金光教の信条」を骨格にして、ごく基本的な表現で
金光教信者が何を信奉しているのかについて説明する内容の教話を組み
立てました。
前半、どもったり、言葉に詰まったりはしたものの、教話を終えたあ
とで、集会参加者のひとりが、「参加者全員と会話をしているような教
話だった」と感想を述べてくださり、手応えを感じました。祭典・教話
の後、お茶とコーヒーを頂きながら、たくさんの実りある会話を持つこ
とができました。実際のところ、話に花が咲いて、森本先生がせっかく
日本から準備して持ってきてくださったみ教えくじを使う機会がありま
せんでした。
今回の集会は、とても上手くいったと実感しています。参加者は皆良
い時間がもてたようですし、それぞれが、家庭に持ち帰ることのできる
何かを学んでいってくれたものと期待しています。この貴重な集会に参
加させていただいたことを、とても有り難く感謝しています。
(原文英語)

-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【3】サプライズ異文化
「素敵な回し飲み」 碇由紀子さん(兵庫県在住)
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
パラグアイにはマテ茶というお茶があります。もともと野菜の種類が
少ない国で、ビタミンやミネラルを摂る役割を果たしていたものです。
「飲むサラダ」とも言われ、最近日本でもペットボトルのマテ茶が発売
されています。
このお茶の何が変わっているかというと、普通のお茶のように一人で
は飲みません。複数で回し飲みするのです。また、飲み方も独特です。
グアンパという容器にジェルバといわれるマテ茶の葉を入れ、ボンビー
ジャという茶漉し付きの金属製ストローで飲むのです。ホストが一口分
のお湯を入れ隣の人へ回します。受け取った人は一口飲んだらホストへ
返し、ホストはまた一口分のお湯を入れ、次の人へ回すことを繰り返す
独特の飲み方で、「グラシアス(ありがとう)」と言うまで入れてくれ
ます。熱湯で飲むのが「マテ茶」、冷たい水で飲むのは「テレレ」。夏
場はテレレが最高です(このテレレはパラグアイにしかありません)
「マテを飲もうか」という声がかかると皆で寄り、楽しくおしゃべり
をしながら回し飲みをするのです。熱湯を入れたポットを脇に抱え、マ
テ茶を飲みながらバスを待っている姿、朝の暗いうちから市場で働くお
ばちゃん同士が飲んでいる姿、バスの切符きりのお兄さんが運転手さん
と飲んでいる姿。マテ茶の周りにはいつも人がいて、人と人とを繋げて
くれる役割があるのです。日本では敬遠されがちな回し飲みですが、み
んなで寄ってお茶を回し飲みする、その習慣がコミュニケーションの場
という大きな役割を担っており、素敵だなと思うのです。
ちなみに、缶ビールを手渡された場合も一口飲んだら隣の人へ回しま
しょう!

-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
【4】Go Go Konglish!
「断り」
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=
教典の中に出てくる「断り」の翻訳には、以下の2つがあります。

1、Permission=お許し(を得る)
理解Ⅰ鳩谷古市の伝えに、隣の家の者がものほし竿を使うことに対し
て「隣は何か断りを言うてきたか」という一文があります。この場合の
「断り」は”Did she come and ask permission?”と訳されています。
覚書2章2節に「金神様へ私お断り申し上げ」という言葉があり、英
訳は”I sought Konjin-Sama’s permission.” となっています。
これらは共に、事前のお許しを頂くという意味です。

2、apologize=お詫び(をする)
理解Ⅱ大西秀の伝えに出てくる「今晩中には向こうから断りに来る」
の「断り」は、”They will apologize sometime tonight.”と訳されてい
ます。また、理解Ⅱ類の佐藤照の伝え「ご無礼ができるから、神様にお
断りを申すがよい」は”You may be unaware of your irreverence towa
rd the ground, so apologize to Kami-Sama.”と訳されています。

教祖様は、神様に対して「断り」を申しあげることを、とても大切な
信心の中身として教えられました。「断り」には、人間の無礼に対して
お詫びを申し、心を改めていくという意味や、神様の心に沿った生き方
ができているのか確認するという意味が込められているのです。

今回のみ教え
覚書2章2節、理解Ⅱ類 佐藤照の伝え1-2、理解Ⅰ鳩谷古市の伝え1
-15、理解Ⅱ 大西秀の伝え4-4

*******************************
■編集後記
最後まで読んでいただきありがとうございます。ある日の夕方、KI
Cで「リン リン♪」という声が聞こえました。声がする方をよく探して
みると、グリーンカーテンで羽を擦り合わせて鳴いている小さな秋の虫
を発見しました。秋が近づいてきているようです。
それでは、次号の配信をお楽しみに!
次回担当は、藤村研修生です。

■次回配信予定:2012年11月1日
————————————————————–
このメールマガジンは、電子メールアドレスをご登録いただいた皆さま
にお届けしています。ぜひ、お友達にもご紹介ください。
————————————————————–
このメールマガジンについてのご意見・ご感想はこちらまで。
kic@konkokyo.or.jp
————————————————————–
本メールを配信停止・配信先変更をご希望の方はこちらまで。
kic@konkokyo.or.jp
————————————————————–
発行:金光教国際センター
Copyrights(c),2012 Konkokyo International Center
All rights reserved.
http://www.konkokyo.or.jp/eng/kic/
twitter @konkokyo_kic
KICメールマガジンの記事を許可なく転載することを禁じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>