第4回布教する女性の集いが開催されました。

金光教ハワイ区域と北米区域合同の「第4回布教する女性の集い」が2013年1月25日から27日にかけ、ハワイ州ホノルル教会にて開催されました。テーマは〈初代の信心を今に現そう:女性パワー!〉でした。集いの内容について、ワヒアワ教会の矢野礼子先生、エドナ先生から、以下のようにご報告いただきました。ご覧下さい。

今回の集会は、北米・ハワイ・日本から参加した19名の女性布教師に、付き添いで参加した2名の男性教師も加わり、パワフルでお互いの信心を共有できる楽しい集会となりました。
私たちはまた今回の集会を通じて、ハワイ・北米・日本の先輩女性布教師に心から感謝の気持ちを抱きました。
ハワイ区域布教する女性の集い委員長・矢野礼子師は、開会の挨拶において「教祖様は『女は神に近い。信心は女からじゃ』 (理解1島村八太郎20)と説いた。女性は大地のようなもので、男性は天のようなもの。女性がしっかりしていれば、家庭に不和はなく、そうでなければ絶え間なく地震が起こるようなもので、私たちは家の中にいようと外にいようと不安に感じるようになる。母親が動揺すれば、家庭に平和は訪れない。私たちは、母なる大地のように、無条件の愛情と慈しみを人々に与えられるよう、努力していくべきである」と話しました。
5人の発表者は、それぞれが選んだ先輩女性布教師について、各々10分間の発表をおこないました。
エドナ矢野師は、草創期である1962年度の布教する女性の集いについて、それぞれの先生の興味深いお話を写真と共に紹介しました。
第二次世界大戦当時、ホノルル教会の児玉政行師は捕虜収容所に送られ、その後日本へと強制送還されました。日本滞在中、師は三代金光様に御取次を願ったところ、三代様は、「あなたは家族を引き連れて日本に帰ることもできます」と仰いました。しかし、政行師の妻である喜久恵師は、教会と多くの信奉者を見放さないという固い信念によって、島にとどまりました。もし、彼女が帰国を受け入れていたら、今日の金光教ハワイ区域はなかったでしょう。当時はハワイの教団にとって危機的な状況でありましたが、女性布教師たちは固く信仰を守り、決して希望を捨てませんでした。
サンフランシスコ教会のジョアン・トロサ師は、福田真子師と松井文子師の無条件の愛情と思いやりについて触れました。彼女たちは、常に他人へ気を配り、いかなる困難に対しても決して不足を言わず、彼女たちの生神金光大神様への一心の思いは祈りの中に響きわたっていました。彼女たちの愛情を、どう表現したらよいか・・・。彼女たち先輩女性布教師は、まるで母鳥が傷ついたわが子を翼で覆い、温め、守るような心を持っていたのです。
ジョアン師は、この先輩女性布教師による、無条件の神心に感銘を受け、その精神を受け継ぐべく、彼女自身も取次を願う氏子を暖かく抱きしめています。発表の中で出席者の中の初代布教者である、ハナぺぺ教会の奥野節子師とシカゴ教会の竹内圭奈子師、ウィッター・ローズヒル教会の井川和喜子師、そしてランキャスター教会の太田俊雄師・美子師夫妻 を紹介しました。
大阪の寝屋川教会の安井ゆかり師は、学校の教師であったお母様について話しました。給料を貰うと、ゆかり師のお母様は封を切らずに教会にお供えし、教会長であったゆかり師のお父様は、お結界から微笑みかけて「ご苦労さまでした」と言ったものでした。そうして教会長はお給料の半分を受け取り、それをそのまま御本部へのお供えや、お世話になった各教会へのお礼に充て、残り半分を教会運営と生活費に充てたのでした。参加者の多くは、同じように教会の厳しい経済状況を経験し、そしておかげを頂いてきたことから、彼女の話を聞きながら涙をこぼしました。
ワイパフ教会の安武真弓師の発表の時、北米・ハワイの参加者14名のうちの11名が一般信奉者から教師になった者だったということを知り驚きました。それは実に参加者の8割を占める割合でした。
ポートランド教会の埋ノ江道枝師は先輩女性布教師達のご信心と歴史、そしてその裏にあるご苦労に関して学ぶことの重要性を強く説きました。彼女たちは、まさに教会の礎でありながら、ごく稀にしか脚光を浴びずにきました。埋ノ江師は「私は次の世代へと引き継いでいくべきものを、しっかりと守っていくのが我々の義務だと感じています。私はそれこそが布教の土台であると確信しています」と述べました。

班別懇談では、休憩をとるのも忘れて信心について語り合いました。私たちはみんなのパワーを受けて、非常に元気づけられました。
改めて、今回の合同集会のお世話をして下さったホノルル教会と同じく、全ての参加者に感謝致します。我々は心のこもった手作りのお土産も交換し、料理の達人が腕をふるった健康的でおいしい食事もふるまわれました。
アロハタイムの間、我々はKCNA、KMH、そして日本の参加者による寸劇や歌、ゲームなどを楽しみ、ピニャータ(中にお菓子などを詰めた紙製のくす玉人形)を叩き割って紙吹雪とキャンディーが舞うのを楽しみました。最終日にはホノルル教会の月例祭に参拝し、ジョアン師、太田俊雄師、嶋中雅俊師の教話を頂きました。
最後の話し合いでは、今年10月に御本部で行われる教祖130年生神金光大神大祭で再会しようとの願いと期待を共有し、ジョアン師は更なる願いとして、布教する女性の集いをブラジル、パラグアイ、そして韓国と共同開催できるよう、幅を拡げることを展望しました。
そして最後に2018年に北米で開催する、第5回ハワイ区域・北米区域合同布教する女性の集いに参加して、信心の伝統を継続しようと思いを一つにし、幕を閉じました。

第4回布教する女性の集いが開催されました。” への2件のコメント

  1. Thank you very much KIC for translating our English article into Japanese and featuring it on to your website. We are extremely impressed at your translating skills Kimoto Sensei. Excellent Excellent job!!

    • Edna Sensei, thank you for your delightful message.
      I was much moved by reading your document.
      And just I have to thank to you and Reiko sensei for giving me the chance to grapple with this Goyo.
      By the Divine Blessings and KIC member’s supporting, I could do that somehow.
      Thank you so much.

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